おはようございます。三起均整院の筒井です。
今回は、**「ヘバーデン結節はなぜ女性に多いのか?」**というテーマでお話ししたいと思います。
ヘバーデン結節は、指の第一関節に痛みや腫れ、変形などが起こる症状です。
特に40代以降の女性に多く見られ、指の痛みや変形に悩んでいる方も少なくありません。
では、なぜヘバーデン結節は女性に多いのでしょうか?
その理由の一つとして考えられているのが、女性ホルモンの変化です。
今回は、女性ホルモンとヘバーデン結節の関係についてお話しするとともに、当院が考える体のケアについてもご紹介します。
1.ヘバーデン結節と女性ホルモンの関係
女性に多いヘバーデン結節について、よく話題になるのが女性ホルモンの一つである「エストロゲン」です。
エストロゲンは、女性の健康を維持するうえで重要な役割を果たしているホルモンです。
特に、閉経前後にはエストロゲンの分泌量が大きく変化します。
このようなホルモン環境の変化が、関節やその周囲の組織に影響を与え、ヘバーデン結節の発症や症状に関係している可能性が研究されています。
ただし、ヘバーデン結節の原因が女性ホルモンだけで説明できるわけではありません。
年齢や遺伝的な要因、関節への負担など、さまざまな要素が関係していると考えられています。
では、女性ホルモンの分泌量が変化する更年期には、体にどのような変化が起こるのでしょうか?
2.更年期と背骨の緊張について
女性は更年期になると、女性ホルモンの分泌量が大きく変化します。
その結果、ほてりや発汗、睡眠の変化など、さまざまな不調を感じることがあります。
一方、私たち鍼灸師や整体師の立場から体を観察すると、背中や肩甲骨周辺の筋肉が硬くなっている方も多くいらっしゃいます。
私が特に注目しているのは、首の付け根から背中にかけての部分です。
このあたりには、首から背中へとつながる筋肉があり、日常生活での姿勢やストレスなどの影響を受けやすい場所でもあります。
当院では、背中の緊張や体の動きなどを確認しながら、全身のバランスを整えることを大切にしています。
東洋医学や均整法の考え方では、体の一部分だけを見るのではなく、全身の状態を確認することが重要だと考えています。
ただし、背骨の特定の部分が硬くなることで女性ホルモンの分泌が低下する、あるいは、それが直接ヘバーデン結節の原因になると医学的に確立されているわけではありません。
指の症状だけでなく、首や背中を含めた体全体の状態にも目を向けることが大切だと、私は考えています。
3.ヘバーデン結節の原因は女性ホルモンだけではない
ヘバーデン結節で整形外科を受診すると、女性ホルモンとの関係を考慮して、エクオールなどのサプリメントを勧められることがあります。
エクオールは、大豆イソフラボンから腸内細菌によってつくられる成分で、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持つことが知られています。
ただし、エクオールを摂取すればヘバーデン結節が改善するとは限りません。効果には個人差があり、ヘバーデン結節に対する有効性についても慎重に考える必要があります。
では、当院ではヘバーデン結節をどのように考えているのでしょうか?
私は、指の第一関節だけを見るのではなく、食生活やストレス、体全体の状態にも目を向けることが大切だと考えています。
東洋医学では、腎臓を生命力や加齢、生殖機能などと関連づけて考える「腎」の概念があります。
これは西洋医学における腎臓の機能とは異なる考え方です。
当院では、この東洋医学の考え方を参考にしながら、全身の状態を確認して施術を行っています。
そして、日常生活で見直していただきたいと考えているのが、次の3つです。
- 食べ物
- ストレス
- 体の歪み
この3つについて、順番に説明していきます。
4.ヘバーデン結節で見直したい3つの生活習慣
① 食べ物を見直す
私が特に大切だと考えているのが、毎日の食生活です。
私たちの体は、毎日食べるものから栄養を取り入れています。
そのため、日々の食生活を見直すことは、健康管理の基本になります。
例えば、次のような点を確認してみましょう。
- 甘いお菓子や砂糖の多い飲み物を取り過ぎていないか
- コーヒーなどのカフェイン飲料を飲み過ぎていないか
- 食事の栄養バランスが偏っていないか
- 食事の時間が不規則になっていないか
- 水分を十分に取れているか
当院では、ヘバーデン結節でお悩みの方に、食生活を振り返っていただくことを大切にしています。
ただし、特定の食品がヘバーデン結節の原因になると確定しているわけではありません。
コーヒーや甘いものなどを一律に禁止するのではなく、まずは食生活全体を見直すことから始めてみましょう。
腎臓の病気などで水分や食事の制限を受けている方は、自己判断で変更せず、主治医の指示に従ってください。
② ストレスをため込まない
2つ目は、ストレスです。
精神的なストレスが続くと、体に力が入りやすくなり、首や肩、背中の筋肉が緊張することがあります。
また、ストレスによって睡眠の質が低下したり、痛みを強く感じたりすることもあります。
指の痛みが続いていると、家事や仕事をするたびに気になり、知らず知らずのうちにストレスがたまってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、少し休憩を取ったり、ゆっくり呼吸したり、好きなことをする時間をつくったりしてみてください。
十分な睡眠を確保することも大切です。
ストレスを減らすことで必ずヘバーデン結節が改善するわけではありませんが、心身の負担を軽減することは、健康的な生活を送るうえで役立ちます。
③ 体の歪みや関節の動きを見直す
3つ目は、体の歪みです。
当院では、体の歪みを確認する際、肩の高さや首の傾きなど、見た目だけを見ているわけではありません。
体を前後に曲げたり、左右に倒したり、回旋させたりして、動きにくい部分がないかを確認します。
毎日同じ姿勢でパソコンを使ったり、スマートフォンを長時間操作したりしていると、特定の筋肉に負担がかかることがあります。
また、指を頻繁に使う仕事や家事では、手指に負担が集中する場合もあります。
そこで、当院では全身のバランスを確認しながら、必要に応じて首や肩、背中などの緊張を整える施術を行っています。
ただし、体の歪みがヘバーデン結節の直接的な原因であると医学的に確立されているわけではありません。
指に痛みや腫れがあるときは、無理に曲げ伸ばしをしたり、関節を強く揉んだりしないようにしましょう。
食生活、ストレス、体の動き。こうした日常生活の要素を一つずつ見直していくことが大切です。
5.男性にもヘバーデン結節は起こります
ここまで女性ホルモンとの関係についてお話ししてきましたが、実は男性にもヘバーデン結節は起こります。
男性の体内にも、少量ながらエストロゲンが存在しています。
ただし、男性のヘバーデン結節が女性ホルモンの減少によって起こるのかどうかは、明らかになっていません。
ヘバーデン結節は女性に多いものの、女性だけに起こる症状ではないのです。
また、女性の場合も、女性ホルモンの変化だけですべてを説明できるわけではありません。
年齢や遺伝的な要因、関節への負担など、複数の要因が関係していると考えられています。
そのため、男性も女性も、指の症状だけに注目するのではなく、自分の生活習慣や体の状態を振り返ってみることをおすすめします。
6.三起均整院では全身の状態を確認します
当院では、2008年からヘバーデン結節でお悩みの方の施術に取り組んできました。
施術では、指の第一関節だけを見るのではなく、首や肩、背中、骨盤など、全身の状態を確認することを大切にしています。
また、食生活やストレス、日常生活での体の使い方についてもお話を伺い、一人ひとりの状態に合わせて施術や生活習慣の見直しをご提案しています。
これまでの施術経験の中では、生活習慣を見直しながら施術を受け、痛みなどの変化を感じられた方もいらっしゃいます。
ただし、すべての方に同じ結果が得られるわけではなく、施術によって関節の変形そのものが元に戻ることを保証するものでもありません。
指の痛みや腫れ、変形が気になる方は、まず整形外科などの医療機関で診断を受けることも大切です。
そのうえで、日常生活の見直しや体のケアに取り組みたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
「年齢のせいだから仕方がない」と諦める前に、今の自分にできることを一つずつ始めてみませんか?
7.【福岡開催】ヘバーデン結節改善セミナー&施術会のお知らせ
最後に、お知らせです。
2026年11月3日、福岡・博多駅前で「ヘバーデン結節改善セミナー」を開催します。
セミナー開催概要
日時:2026年11月3日(火・祝)11:30~13:30
場所:福岡・博多駅前
セミナー内容
前半では、私が日頃から大切だと考えている、食べ物・ストレス・体の歪みという3つの視点から、健康管理についてお話しします。
後半では、体の動きを整えるための「筒井式均整体操」をご紹介します。
ヘバーデン結節で指の痛みや変形にお悩みの方はもちろん、健康長寿やアンチエイジングに関心のある方にもご参加いただける内容です。
また、11月3日の午後と11月4日(水)には、個別の施術も予定しています。
九州地方にお住まいで、ヘバーデン結節による指の痛みにお悩みの方、これまでいろいろ試してきたけれど、これからどうすればよいのか迷っている方は、ぜひこの機会にご相談ください。
普段は東京の三起均整院で施術を行っていますが、今回は福岡で直接お話しできる機会となります。
セミナーや施術会について詳しく知りたい方は、こちらから
皆様にお会いできることを楽しみにしております。
まとめ:ヘバーデン結節は女性ホルモンだけが原因なのでしょうか?
ヘバーデン結節が女性に多い理由の一つとして、閉経前後の女性ホルモンの変化が研究されています。
しかし、女性ホルモンだけが原因と決まっているわけではありません。
当院では、食べ物・ストレス・体の歪みという3つの視点から生活習慣を見直し、全身の状態を整えることを大切にしています。
指の痛みや腫れ、変形にお悩みの方は、一人で抱え込まず、医療機関への相談とともに、日々の生活を振り返ることから始めてみてはいかがでしょうか。
三起均整院では、ヘバーデン結節でお悩みの方のご相談をお受けしています。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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